





看護部長挨拶
看護部長 中尾 とよみ
私たち看護部では、病院の理念・基本方針に基づき、患者さまやご家族さまのお気持ちを大切にしながら、安心と信頼に応える看護が提供できるよう、努めています。
病院機能上、長期の慢性疾患患者さまや障害を持って療養している患者さまが多く、7割以上の患者さまとの会話は、非言語的なコミュニケーションとなります。伝の心(コミュニケーション機器)の活用や日々の生活支援による全身での訴えを感じとり、意思疎通を図りながら、患者さまお一人おひとりに応じた看護を実践しています。
また単調になりがちな毎日の療養生活が少しでも充実できるよう、院内外の多職種のスタッフと連携・協働しながら、QOL向上にむけて取り組んでいます。
当院の看護には、倫理観や看護観をはじめ、人生観や価値観等、看護者の担い手としての質の高い看護実践能力が求められます。そこで新人には、多くの看護体験から自己の看護観を深め、キャリアアップできるように、そしてベテラン看護師には、培われた看護観に、より磨きをかけながら専門職業人として向上できるように、西別府病院の看護師として、期待される専門的看護が提供できる人材の育成を目標に、教育研修を行っています。
地域の中で、当院の役割が果たせるよう、感性豊かな医療人を育成し、地域における看護力の向上を目指して選ばれる病院づくりに取り組んでいます。
概 要
看護単位 | 病床数 | 診療科等 | 看護体制 |
---|---|---|---|
中2病棟 | 46 | 小児科・内科・呼吸器科・血液内科・婦人科 | 一般入院基本料13:1 |
中4病棟 | 50 | 結核 | 結核入院基本料7:1 |
東1病棟 | 50 | 障害者(筋ジストロフィー・重症心身障がい児(者)) | 障害入院基本料7:1 |
東2病棟 | 50 | 障害者(筋ジストロフィー・重症心身障がい児(者)) | 障害入院基本料7:1 |
東3病棟 | 52 | 障害者(重症心身障がい児(者)) | 障害入院基本料7:1 |
東4病棟 | 52 | 障害者(重症心身障がい児(者)) | 障害入院基本料7:1 |
東5病棟 | 50 | 障害者(神経内科・内科) | 障害入院基本料7:1 |
外来 | |||
中材・手術 | |||
その他 | リンパ浮腫センター・スポーツ医学センター |
一般病棟
小児と成人の一般混合病棟です。小児は腎臓疾患、糖尿病などの慢性疾患のため長期入院生活が必要になるため、病棟に隣接している石垣原支援学校に通学しながら治療を受けています。成人は、血液疾患、婦人科、呼吸器科、リンパ浮腫患者等の入院を受け入れており、小児期から老年期までの幅広い発達段階の患者の看護を行っています。
結核病棟
大分県内唯一の結核拠点病棟として位置づけられています。平成23年度に全病室が陰圧室になりました。患者は高齢者が多く、糖尿病・高血圧・認知症等の合併症を併発しています。入院時から直接監視下服用確認(DOTS)を行うと共に療養手帳を用いた服薬指導に取り組んでいます。地域の医療従事者に対し結核の正しい知識を深めるために「結核患者療養支援検討会」や「合同研修会」を開催しています。
神経・筋疾患病棟
大分県における神経・筋難病の拠点病院です。神経・筋難病という特徴から、日常生活支援や人工呼吸器装着患者の呼吸管理を中心に行っています。コミュニケーションに障害のある患者も多く、患者の個別性に応じた意思の伝達方法を選択したり、日々の生活を楽しく充実したものにするため、QOLの充実に力を入れています。
重症心身障がい児(者)病棟
重症児(者)は重いハンディを背負い、人として生まれ人として成長しています。この人として成長している過程の関わりが「重症児(者)の看護」です。そのため、医療・訓練・療育・日常生活援助といった幅広い看護実践能力が求められ、看護者としての人生観や看護観が問われると共に、他職種と協力して各々の専門性を発揮していくことが重要です。
組織図
2019年4月1日現在