中2病棟
小児科、呼吸器内科、血液内科、消化器内科、整形外科、婦人科等、一般患者の混合病棟です。平成26年に無菌治療室を設置し、白血病や悪性リンパ腫の患者さまの感染管理を行っています。小児科では、腎疾患・糖尿病・てんかん等の慢性疾患や肥満、摂食障害、不登校等の患者さまに対し規則正しい生活習慣に向けて支援しています。
平成24年、リンパ浮腫センターの開設とともに医療リンパドレナージ治療、セルフケア教育入院、またスポーツ整形外科での手術患者さま等、多岐に亘る疾患の受け入れを行い、『笑顔』『やさしさ』を大切にし、患者さまの気持ちに寄り添い広域的な看護を実施しています。
中4病棟
大分県で唯一の結核拠点病院で、結核専門病棟です。病室はすべて陰圧管理されています。医療の発展とともに結核患者も減少しており、50床の定床に対して、稼働率は63%です。結核治療は治療完遂までの確実な内服管理が重要です。入院時から直視監視下服薬確認(DOTS)を行うとともに服薬手帳を用いた服薬指導に取り組み、地域医療連携室を交えながら退院調整をしています。『優しさと真心』をモットーに日々の看護に取り組んでいます。
また月に1回、結核患者支援検討会を開催し、保健所、地域包括支援センターのケアマネージャーや訪問看護師等と情報交換を行いながら、患者・家族への入院から在宅療養までの支援を行っています。当病棟には感染管理認定看護師が在籍しており、結核の正しい知識や技術、発生時の対応等、院内外の研修会を通して周知に努めています。
東1病棟
長期療養型の療養介護病棟です。主に筋ジストロフィー患者さまが6割を占めています。その他、重症心身障がい児(者)、神経難病患者さまが療養しています。その7割は人工呼吸器管理が必要な状況です。症状の進行は個々によって異なりますが、食事や排泄、清潔、移動と日常生活のすべてに介助を要します。安全で安心して過ごしていただける療養環境の提供と、個々のニーズに合った社会参加を目標に、療育指導室やリハビリ部門、臨床工学士等と協力しながらQOLの維持・向上を目指しています。
東2病棟
長期療養型の療養介護病棟で、主に筋ジストロフィー、神経難病、重症心身障がい児(者)の患者さまが多く、日常生活は全介助が必要です。人工呼吸器の稼働率が50%を超えており、患者さまとの会話も非言語的コミュニケーションが中心となります。患者さまの訴えを正確に把握できるよう、日頃の関わりを大事にして個別性のある援助をしています。また医療安全においては、医療機器を多数使用しているので、ダブルチェックを基本に、安全で安心なケアが提供できるよう心がけています。
東3病棟
重症心身障がい児(者)病棟です。医療的ケアを必要とする超重症児・準超重症児が全体の4割を占めます。幼児から成人、老年期まで幅広い看護を提供しています。学童については、療養しながら学校教育を受けており、併設された支援学校に通っています。定期的な連絡会議で、情報を交換しながら学業が継続できるように支援しています。
療養介護病棟として、個別支援計画を立案し、他部門と協力しながら日々の看護に取り組んでいます。またショートステイ入院の受け入れも行っており、在宅の方が利用しやすいように体制を整えています。東4病棟
重症心身障がい児(者)病棟です。医療的ケアを必要とする超重症児・準超重症児が3割以上を占めます。幼児から成人、老年期まで年齢層も幅広く、一人ひとりに応じた看護の提供に努めています。患者さんに心を傾け、患者さんの今、その時の思いに沿った看護を提供しています。学童については、療養しながら学校教育を受けており、併設された支援学校に通っています。
患者の意思を尊重した看護を心がけ、多職種との連携を図りながら、呼吸リハビリや摂食訓練、また院内レクリエーションを行い、療養生活が少しでも楽しめるように努めています。東5病棟
神経内科を主な診療科とする一般病棟です。主な疾患は、筋委縮性側索硬化症、脊髄小脳変性症、多系統委縮症、パーキンソン病、肺炎、非結核性抗酸菌症などです。睡眠時無呼吸症候群の検査入院(一泊)も積極的に受け入れています。H 29年4月から、長期療養型の療養介護病床を8床新設し、治療だけではなく、安全・安心な療養生活を整えQOLの質向上に向け多職種で取り組んでいます。
当病棟では、症状の進行に伴い、気管切開をしたうえでの人工呼吸器装着や胃瘻造設を行うなどの判断を余儀なくされる患者に対し、ご家族を含めご本人の意志決定支援に深く関わっていくことを大事にしています。そして、常に患者・家族の声に耳を傾け、希望に添った援助をしていくことをモットーにしています。
また、人工呼吸器装着後の在宅支援にも力を入れ、他職種や地域のケアマネージャー・訪問看護師との連携を図りながら、住み慣れた地域の中で安心して生活できるように支援しています。
外 来
当院の診療機能の特徴として、慢性期疾患でのかかりつけの患者さまだけでなく、呼吸器科、循環器科、血液内科、神経内科、消化器内科、小児科、小児精神科・小児診療科、婦人科(生殖・遺伝科)等、専門医による診断・治療を行っています。また専門外来として、スポーツ医学センター、H24年4月より、九州リンパ浮腫センターを開設し、資格を有するセラピストが複合的理学療法を行っています。
OP/中材
手術介助から内視鏡の介助、また中央材料室として物品管理を行っています。
主な手術は、スポーツ医学センターとしての整形外科手術で、肩の関節鏡下手術、消化器外科ではPEG造設、気管切開術、また婦人科手術、羊水・絨毛検査等があります。内視鏡検査では消化器内視鏡、気管支内視鏡を行っています。
中央材料室業務として、医療材料の不備がないように、医療機器類の消毒、滅菌、医療材料の払出等、滞ることがないように、適切かつ効率的な物品管理に努めています。